色んな業界に顔を出すスーパーカブ

登場してから60年を経過したスーパーカブは圧倒的な人気を誇り2017年には世界生産累計台数1億台を達成した最高の名車となりました。今では2億台を目指して活動し続けていますが、人気があり大衆に馴染んだバイクであるだけに色んな業界に顔を出しているのです。

ナノブロックを使ってブロックで表現されるようになったり、衣類にプリントや刺繍されて登場したり、漫画やアニメで登場して人気になったりと色々と出張が忙しいご様子ですが、今度はお掃除メーカーのダイソンにも顔を出しているようです。いったいなにをしてそちら方面に顔を出しているのでしょうか。

ダイソンの商品と並んでいるスーパーカブ

スーパーカブはホンダのスーパーカブです。そんなスーパーカブが何故かダイソンのオープンスペースにおける製品展示エリアに混ざって存在しています。様々なダイソン商品が並んでいる中突然登場するのがスーパーカブC90とソニーの初期型ウォークマンです。突然すぎるので見に来ている人はびっくりすること間違い無しでしょう。何故、この2つが当たり前のように並んでいるのでしょうか。

陳列されている理由があった

ダイソンの製品展示エリアにソニーの初期型ウォークマンとスーパーカブC90がいるのには明確な理由があります。この理由は『革新的なデザインを身近に設置すること』です。革新的なデザインにより時代を先取りして一新するのは遙か昔からある手法であり、現代においても商品を売るための重要テクニックです。しかし、そういったデザインを思いつくようにするにはインスピレーションの種がどれだけあるのかが重要になります。

先人エンジニアへの尊敬を忘れないようにするためといった理由もありますが、常識を覆すデザインのとてもわかりやすい成功例として存在していることと創業者兼チーフエンジニアであるジェームス・ダイソンがこの2つに対して特別視していることも大きいようです。

海外のダイソンの展示エリアもすごい

スーパーカブとウォークマンが置かれているのは日本のダイソンだからであり、これが海外にあるダイソンだとその国に則した色んなものが置かれるようになっています。こういった物をダイソンでは『デザインアイコン』と表現していますが、デザインアイコンが大量にあるエリアも存在しているのです。

その筆頭がイギリスのマムズベリーにあるテクノロジー・キャンパスで、ここではなんと超音速ジェット戦闘機がつり下げられています。他にも車の『AUSTIN Morris Mini』までありもはや博物館です。こういったインスピレーションの種を身近に置くことで、技術者達は革新的なデザインにより近づく事が出来ます。