色んなモデルがあるスーパーカブ
60年以上の歴史があるスーパーカブは特別仕様車などを含めると色んな種類の派生されたカブが存在しており、すべてを把握するのは簡単なことでないレベルにまで跳ね上がっています。幾度もマイナーチェンジとモデルチェンジを繰り返しているスーパーカブの変遷は面白い物ですが、どうやら近いうちにまたびっくりするようなカスタムカブが登場するようです。
今回は2012年で生産終了となったCT110の後継者に位置づけられているカスタム製が非常に高いクロスカブとCT125をミックスして作られたオフロードモデルを想像するととてもわかりやすいでしょう。
スーパーカブ125Xの特徴
スーパーカブ125XはスーパーカブC125をベースに作られたカスタムマシンです。スーパーカブは大衆向けのイメージがありましたが近年ではカスタム製がとてもある実用車としても人気があり、2021年7月にはホンダ・イタリアが2022年モデルとしてカスタムマシン125Xを発表したのです。
特徴はサルディーニャ島で開催される500kmのダートを走るオフロードイベント『Dust’n’Sardinia』を走破するように作られていることです。実際に2021年9月に開催されるこのイベントに参加するためにスーパーカブC125を徹底的にオフロード向けにカスタムしたこのX125は地上高をあげるためにサスペンションを変更して、通常のC125よりも最低地上高が4cmも高くなっています。
この変更に合わせてタイヤもオフロード向けに変更となりノビータイヤが取り付けられているのです。また、カバードハンドルからバーハンドルになっているのも大きな変更であり特徴と言えるでしょう。また、欧州ではユーロ5に適合する必要があるため厳しい条件クリアが必要ですが、その目標をクリアした結果、最終的には馬力やトルクアップにも繋がっています。
ディテールも大きく変わる
カスタムパーツは生産モデルからそこまで逸脱していないのですが、オフロード仕様になることで雰囲気は大きく変わります。まず目立つのはフォークカバーやフェンダーの形状変更でしょう。リヤフェンダーがなんとカスタムメイドによって金属製になり、オリジナルのフォークカバーも普段のカブでは見られない仕上がりになっています。ウインカーがテールランプ一体型になっているのも大きな変化です。
黒いボディカラーもなかなかに特徴的であり、車高の高さも相まって正面から見ないとスーパーカブと気がつかない可能性すらあります。
スペックについて
基本的な抗争が500kmのダートを走破できることであるため、それに則した性能を発揮できるように改良が加えられています。また、アジアの一部や欧州で搭載されている新型エンジンによる性能向上も目立つポイントであり、通常のC125よりもトルクや馬力が向上しているのです。