クロスカブ50の特徴

クロスカブ50は、ホンダが誇るスーパーカブ系列のバイクです。
基本的な仕組みはスーパーカブと同じですので、その耐久性の高さや燃費性能の良さ、扱いやすさなどは折り紙付きです。
これに無骨でワイルドなデザインと、アウトドアでも走りやすい走行特性が加わっています。

また、いくつかのパーツにスーパーカブとは異なるものを採用しているのも特徴ですね。
たとえばヘッドライトを保護するためのガードがあって、これがアウトドア感を高めてくれます。
ヘッドライト自体もハンドル部分に固定されているので、ライト高さが違うことに気付きます。
同時に、スーパーカブではハンドルの動きに合わせてヘッドライトも連動する仕組みですが、クロスカブ50では固定タイプとなっています。

見た目上すぐに分かる違いとしては、他にレッグシールドの有無があります。
スーパーカブでは風防も兼ねて左右に大きめのシールドがありますが、クロスカブ50ではありません。
その分、すっきりとスリムなフォルムに仕上がっています。
さらに少しの悪路でも走りやすいですし、シールドがあるとできない、マシンを倒してのコーナー攻めも可能となります。

クロスカブ50のディテール

クロスカブ50は、実際に走ってみるとスーパーカブとは違うフィーリングを味わえます。
その理由としては、14インチのホイールを標準で履いていることが影響しています。
特に発進の際の軽やかさが特徴的でスムーズに乗り出せますし、コーナリングの時も軽い力でマシンコントロールができます。
より軽快な走りを求める人にはぴったりのモデルと言えるかと思います。

そして、センターフレーム部分のデザインにも違いがあります。
パーツ全体を覆うような作りではなく、上部だけ覆っているため、さらにすっきりとした印象を与えます。
パーツがよく見える分ワイルド感が強まっていますし、汚れへの対応もしやすいです。

クロスカブ50のスペック

クロスカブ50は全長1,840mm、全幅720mmとなっています。
全高は1,050mm、最低地上高は131mm、そしてシート高は740mmです。
ある程度地上高が確保されていますので、いろいろなシーンで活躍してくれそうです。
街乗りでも身長が低い方でも安心できるシート高の設定となっていますので、気軽に乗れるカブというポイントは変わっていません。

単気筒OHCのエンジンを搭載していて、最高出力は3.7PSあります。
最大トルクは3.8N・mで、燃料タンクは4.3Lあり、高い燃費性能を持っていますので中距離のツーリングなどにも無理なく使えるのがうれしいところです。
キャリアとセンタースタンドが標準装備されていてカスタムパーツもたくさん出ていますので、自分好みの一台に変えていく楽しみもあります。