カブのレッグシールドの外し方

スーパーカブはカスタムがしやすいモデルですし、日頃のメンテナンスもコツさえ分かれば、自分でもたいがいのことができます。
そこで、カスタムやメンテナンスで覚えておくと良い、レッグシールドの脱着方法をチェックしてみましょう。
必要な道具はプラスドライバーと、5mm径の六角レンチのみで大丈夫です。
ちなみにプラスドライバーは、パーツ奥のビスを緩めることもあるので軸が長い方がおすすめです。

手順としては、まず内側にある2つのカバーをプラスドライバーで外します。
メッキカバーについてはボルトが左の下にあるので、よく探してみましょう。
その後フロントエンブレムを外しますが、こちらはツメで固定されているだけですので、手で持って引っ張ると外れます。

シートの前方、下の方にあるカバーを取り外していきましょう。
ここはネジ固定となっていますので、ドライバーを使います。
レッグシールドの隙間を見ると、プッシュリベットが4つあることを確認しましょう。
これをドライバーで外すのですが、奥の方にありますので、ライトなどで照らしながら作業すると良いです。

下部のレッグシールドを固定しているボルトが2つ、サイドカバーの前にボルトが1つありますので、これらを六角レンチで外します。
最後に、サイドカバーを左右に開くようにしつつ、レッグシールドを持ち上げると外れます。

レッグシールドを外すメリットとデメリット

レッグシールドは、メンテナンスをする際に脱着できるととても便利です。
というのも、スーパーカブの場合、レッグシールドが足回りや駆動系のいくつものパーツを保護するように固定されているからです。
ちょっとしたパーツ交換をするにしても、レッグシールドを外さないとできない作業が出てきます。
また、パーツの奥までしっかりと洗浄したいと思った場合、ボディーの下から洗うこともできますが、やはりレッグシールドを外して行うとより良く洗浄できます。

そして、カスタムをするのにもレッグシールドは大きなポイントとなります。
面積が広く見た目のインパクトがあるので、このパーツを外すだけでかなり印象が変わるのです。
それだけに、カスタムを考えているのであればこのパーツの脱着方法は確実に覚えておきたいところです。

一方のデメリットとしては、脱着の際に破損してしまう恐れがあることです。
いくつかの場所はツメで固定されているのですが、力の入れ加減などによってツメが折れてしまうこともあります。
そうなると、きちんと固定できなくなるので面倒です。

そして、レッグシールドはきちんと固定されているため、脱着に手間がかかるというのもデメリットです。
ちょっとした作業だと思っていたら、時間を食ってしまったということもあるでしょう。
ある程度余裕を持って作業の予定を組みたいところです。