純正カブのデザインもカッコ良いものですが、今のままでは物足りない…という方もいらっしゃるでしょう。今回は中級者編として、実用性&デザイン性を兼ね備えたカスタムのパーツをご紹介します。

ヘッドライト

現在発売しているカブは、50ccと110ccの2種類。どちらも旧型のヘッドライトは丸型、現行型は角形です。ヘッドライトをカスタムする理由の一つは「暗さ」にあります。快適な走りやすさを兼ね備えるカブですが、夜道の運転はあまり得意ではありません。ヘッドライトの暗さはカブに限らず、原付バイクに共通する問題です。夜道も安心して走れるようにヘッドライトを交換しましょう。

ヘッドライトを明るくする一つの方法は「高効率バルブに交換」すること。比較的リーズナブルでかつ簡単に交換できます。リトルカブのバルブ規格は「HS5」、スーパーカブシリーズは「H4」なので、その点を認識しておきましょう。

明るさを求めるなら「HID」に交換するのも一つの手です。安定した電力が必要なHIDに対し、カブの発電機のパワーが弱めなので、ハードルが上がるカスタム法です。状況によっては、ヘッドライトが停止時に消える・ライトがちらつくといった問題も出てくるそうなので、バイク専用のHIDを購入する際は、適合するか必ず確認しましょう。

HIDと同様の明るさを求めるなら「LEDヘッドライト」も検討してみてください。ただし、市販されたほとんどのLEDバルブは直流専用です。一方、スーパーカブの電源は交流なので、直流化へのカスタムが必要になります。数本の配線変更を要するので、慣れている方は比較的スムーズに接続できるでしょう。

マフラー

カスタム=マフラーとイメージする方も多いかと思います。マフラーを交換する最大のメリットは、希望のデザインに変えられること。材質やサイズのバリエーションが豊富にあるマフラーだからこそ、その人の好み一つでクールにキメられますし、カジュアルさに重きを置いたデザインに早変わり。軽さが魅力の材質もあるので、その材質を選択すれば車体の軽量化も実現できます。
好みの排気音にできるのもマフラー交換の特権です。材質や内部の構造によって音の高さや質が変わるぶん、マフラー交換で自分好みの音量調節ができます。

修理交換を目的とするのであれば、純正品のマフラーを取り付けましょう。リーズナブルな価格でカスタムできるのは純正品ならでは。マフラーが故障した・性能や見た目は二の次で、とりあえず新品のマフラーに交換したい方に適しています。
スタイリッシュかつシンプルな形を求めるなら「フルエキゾースト モナカマフラー」はいかがでしょうか。クラシック感あふれる独特のスリムデザインで、スーパーカブをはじめリトルカブにも対応しています。
リトルカブを所有している方には「シャープマフラー ウイルズウィン」がおすすめ。シンプルな形状で、かつ重低音が響くサウンドが大きな魅力です。