e-CUBとは何か

e-CUBとは『スーパーカブをベースにしたキットバイクで、電気モーター動力の電動バイク』になります。スーパーカブベースではありますが、製造元はホンダではなく上海にある『Shanghai Customs』という会社になります。こちらは公式ホームページを英語でもアップしていますので、Googleなどを使って翻訳にかけると誰でも見ることができるでしょう。

スーパーカブ向けのキット以外にもオリジナルモデルを公開しており、電動バイクが本格的に街中を走っている中国ならではのバイクがどのように仕上がっているのかを見ることもできるのです。ちなみに、日本にも代理店がありそちらは神奈川県横浜市の『OZ MOTORS』になります。電動バイクCAFEミーティングにも登場したことがあるバイクなので、そちらで見たことがある人も多いでしょう。

カスタム方法について

カスタム方法はシンプルで、キットを購入して自分で改良することです。そのキットもバッテリーや充電器を含めたキットと、バッテリーや充電器などがないキット、そしてフレームとフォークなどタイヤを含めて全部を揃えたキットの3種類が存在しておりその中から選ぶことになります。自信がないかたは日本の代理店でもあるOZ MOTORSに依頼した方がいいでしょう。

カスタムキットとキット対象となるスーパーカブを用意すればいざ改造となるのですが、その難易度は高めでバイクの構造をある程度理解してメンテナンスも自分で行えるようなレベルじゃないと難しいと考えた方がいいでしょう。担当者は「IKEAの家具組み立てよりもずっとずっと難しい」と表現していますが、素人がいきなりチャレンジしても厳しいと捉えていた方がいいです。

対象となるスーパーカブについて

カスタムキットでe-CUBになるのはそもそも対応しているカブを持っていないといけません。対応しているカブはC70とC90とタンクインフレームのC50となります。いわゆるC100やC110やC125では対応していないということです。個々を間違えるとキットを購入しても取り付けできないので要注意となっています。

完成車で売らないのか?

キットを使って電動バイクにすることは日本でもキットを購入すれば可能ですが、そもそも改造するための知識や技術がないと対応できないのが辛いところです。また、改造できたところで役所に届け出を行い手続きをする必要もあるので今の日本ではちょっと敷居が高いのです。

それでも電動バイクに興味がある方はキットではなく電動バイクとしての完成品を売ってもらいたいところですが、そういった情報が一切ないのでちょっと難しそうです。しかし、排ガス規制により電動バイクは日本でも増えることが予想されているので、たとえ完成車のe-CUBに乗れなくても電動バイクに乗る機会はそこまで遠くないと思われます。