より良い見た目・実用性を兼ね備えたバイクにするために、カスタムをする方はたくさんいらっしゃいます。今回は、スピードメーターとサスペンションの特徴と交換方法についてご紹介します。

スピードメーター

カスタムする前に、スピードメーターの種類を把握しておきましょう。バイクのメーカーには「アナログ表示」と「デジタル表示」の形式があります。前者のタイプは、時計と同じ指針でスピードが表示されるのが特徴です。デジタルタイプに比べリーズナブルな価格で販売されているのも嬉しいポイント。レトロなデザインが多い反面、衝撃に弱く壊れやすいのがネックです。

一方、後者であるデジタル表示タイプは、その名の通り、情報がデジタルで表示されます。一目で速度や数値が把握できるのが大きな魅力。見やすさを追求したLED照明が内蔵された製品もあります。
スピードメーターを選ぶ際のポイントは、防水性能の高さです。また、メーター内の照明が付いているものだと、暗い場所でも見やすさバッチリ。どちらのタイプにするか迷う方は、指針とデジタルパネルが付いた兼用のタイプを選びましょう。

純正スピードメーターを取り外すのはテクニックを要します。クロスカブ110だと、スピードメーターケーブルの接続やアッパーケース、コンビネーションメーターなどあらゆる箇所を取り外します。配線の処理も必要とするので、取扱説明書をきちんと見ながら作業しましょう。

サスペンション

道路からの衝撃を吸収するパーツのサスペンション。でこぼこ道に応じて伸び縮みし、タイヤを路面に接地させる役割を果たしています。このサスペンションが無い状態で悪路を走ると、車体が飛び跳ね、安定した走行ができません。そのため、とても重要なパーツです。

後輪にあるリヤサスペンションには「ツインショック」と「モノショック」の2種類があります。前者のタイプは、左右にある2本のリヤショックで衝撃を吸収する構造で、整備や調整がしやすいのが特徴。後者のモノショックは、1本のリヤショックで衝撃を吸収するタイプなので、軽量化を図れます。

もし、今乗っているカブの足つきを改善したい・座ったときにギシギシするという場合は、リヤショックを交換するのも一つの手です。
ただし、マフラーが装着されたハンターカブ・CT125などのリヤショックを交換する際は、マフラーの着脱が必要になります。まずはエアクリのダクトと左リヤショックを外しましょう。外しづらい場合は上下を交互に浮かせながら取るのがコツです。

マフラーを外すために、アンダーカバーと右サイドカバーも取り外しましょう。右リヤショックを外すときは、タイヤが設置しやすいので注意が必要です。その後はリヤショックを押し上げつつ、ローダウンショックを装着し、左右のリヤショックを固定。外したパーツを元に戻せば完成です。シート高を40mmダウンする際は、サイドスタンドが機能しないので、調整式のサイドスタンドを別で用意しましょう。