タイのメーカー「K-SPEED」とは
K-SPEEDは、タイのバンコクで2002年に設立されたバイクのカスタムパーツのメーカーです。
タイ国内には多くのショップを展開しており、タイのカスタムバイク人気がうかがえます。
そんなK-SPEEDの代表を務めるのがTanadit(タナディット)氏です。
K-SPEEDで製造販売されるパーツは基本的に代表自らデザインした独自のセンスにあふれたもので、そのデザイン性の高さでたくさんのヒットを生み出してきました。
K-SPEEDのホームページによると、Tanadit氏の父親は貿易業を営んでおり、その影響から彼も幼少のころから日本の文化にも強く影響されていたそうです。
ホームページにも「Japan Style」などとあって、日本のマーケットを意識していることがわかりますね。
そんなK-SPEEDですが、実は日本にも「K-SPEED JAPAN」という代理店があります。
K-SPEEDはスーパーカブのカスタムで有名なメーカーで、日本でもかなりの人気です。
そこで、日本向けの販売を請け負うために代理店が作られたのでしょう。
ホームページによると、製品はタイから発送されるそうですが、発送前に日本人スタッフによる検品があるとのことです。
また、代理店ではK-SPEEDの通販サイトを利用したい人のサポートもしてくれます。
タイ語がわからなくても安心ですね。
K-SPEEDのカスタムカブとは
2022年、横浜で開かれたカスタムバイクのイベントに、K-SPEEDが手がけたカスタムカブが出展されました。
ホンダのスーパーカブ110をカスタムした「K-SPEED CUB」で、ホイールカバーにボディと同じ色のフルホイールカバーを搭載、また前後のフェンダーもホイールをすっぽり覆うほど大型に変更し、全体的にクラシカルなスタイルとなっています。
K-SPEED CUBのハンドルはオリジナルで、スーパーカブ110と比べて若干左右の角度が変更されています。
そのハンドルにK-SPEEDデザインのミニバイザーつきのハンドルカバーを合わせているのがポイントです。
ハンドルカバーをオリジナルのものに変更したため、スピードメーターはレッグカバーの真ん中付近に変更され、別のカバーが取り付けられています。
フロントカバーとサイドカバーもスーパーカブ110のものではなく、K-SPEED独自のものに変更されています。
フロントカバーにはヘッドライトがレイアウトされるとともに、前後のウインカーは大型のフェンダーに埋め込まれました。
足元は、チェーンカバーのレス化によってかなり軽快な雰囲気になっています。
このように全体的に非常に個性的ですが、どこか懐かしさを感じさせるようなレトロなスタイルに仕上がっているカスタムバイクです。