ジョルカブって何?
ジョブカブを簡潔に説明してしまうと『ジョルノの車体にスーパーカブのエンジンを搭載したモデル』と言えるでしょう。ジョルノはホンダから1992年に発売されたスクーターで、今回解説するジョルカブが登場したのは1999年になります。このジョルカブと同時期に後継機のジョルノクレアも誕生しましたが、どちらも今では製造中止となっているのです。
このジョルカブは見た目がジョルノではありますがフルモデルチェンジした形で登場したので、初期のジョルノとは見た目が異なります。しかし、レトロ調のメットインタイプのスクーターとして人気だったので人気となっている部分はしっかりと受け継ぐ形でフルモデルチェンジを果たしているのです。
ジョルカブの特徴について
同じ後継車として発売されているジョルノクレアは連続可変トランスミッションを採用したスクーターモデルに仕上がっているのに対し、こちらは『操る楽しさと乗る楽しさの創出』を意識して作られたモデルとなります。そのため、常時噛合4段マニュアルトランスミッションが採用されているのが特徴となっているのです。
乗っていると楽しさを覚えたいスクーターを求めている方にとってはツボを押さえる設計となっており、ギア操作を楽しめる機構になっています。また、スーパーカブと同じように自動遠心式となっているため、クラッチ操作がいらなくなっているのもポイントでしょう。
また、30km/h定地走行テスト値で110km/Lの低燃費を達成しており、発売当初はその低燃費性能も話題となったのです。乗ってみるとエンジンもかなり静かで静音性も高いことがよくわかります。他にも優れた低燃費性能に加えて4.2Lの燃料タンクが設置されているので、航続距離にも圧倒的な自信があるオートバイなのです。
ジョルカブのディテール
ジョブカブのディテールはジョルノの車体を利用しているので、ディテールもその影響が色濃く出ています。用意された色は発売当初がシャスタホワイトとモンツァレッドの2種類で、2001年にベガブラックメタリックが追加されました。2003年には生産が終了しており、白か黒か赤の3種類の見た目が基本となったのです。また、ヘルメットを収納するためのメットインスペースがあるため、見た目も繁栄されています。
ジョルカブのスペック
ジョルカブのスペックを最後に確認しましょう。まずは大きさについてです。全長×全幅×全高は1660×630×1015mmで最低地上高は110mmです。地上高も720mmなのでサイズとしては小さめでしょう。また、車両重量も79kgとかなり軽いです。最大トルクは0.41/5500kgm/rpmとなっているので小さな見た目ですがしっかりと走ることが出来ます。