スーパーカブ50の特徴
スーパーカブは、ホンダが1958年に開発したバイクです。
それ以来、改良を加えられながらも60年以上の長きにわたって世界中で愛されています。
2017年には生産台数1億台を達成し、販売台数も含めて世界最多を誇るバイクです。
そんなスーパーカブには、排気量50ccのスーパーカブ50と、排気量110ccのスーパーカブ110の2種類があります。
このうち、「車の免許は持っているけれどバイクはない」という方におすすめなのが、50ccのスーパーカブ50です。
原付一種に分類されるため、普通自動車免許を持っている人ならすぐに乗れます。
現在のスーパーカブ50は初めて乗る人でも簡単に乗れるシステムが満載です。
キックスターターでエンジンを始動させなければならないとなると、慣れない人にはハードルが高く感じるのではないでしょうか。
その点、スーパーカブ50はセルフスターターがあるので、ボタンを押すだけでエンジンが簡単にかかります。
また、現行のスーパーカブ50にはLEDがヘッドライトに採用されています。
見た目はレトロな雰囲気ながらしっかり最先端のモデルになっているのも特徴です。
スーパーカブ50のなかでも、最も特徴的なのが自動遠心クラッチを採用していることでしょう。
スクーターならシフトチェンジの必要はないですが、スーパーカブ50はシフトペダルを足で操作する必要があります。
といっても、セミオートマチックなのでクラッチレバーによる操作はなく、シフトペダルを踏むだけで自動的にクラッチ操作が行われる仕組みです。
ただし、シフトペダルの操作が独特なので、カブ以外のバイクに乗っていた人が初めて乗る場合、少々戸惑うかもしれません。
一般的な方法では、シフトアップのとき足の甲でペダルを跳ね上げて操作しますが、スーパーカブ50はつま先側に踏み込んでシフトアップします。
逆に、かかと側に踏み込むとシフトダウンです。
また、シフトインジケーターがないため、慣れないうちは何速で走っているのかわからなくなって戸惑うこともあるといいます。
一見ややこしそうなシフト操作ですが、心配するほど難しくはありません。
しばらく乗ればすぐに慣れるでしょう。
スーパーカブ50の魅力
スーパーカブ50の魅力は、何と言っても燃費性能の良さでしょう。
かつては180km/Lという驚異的な数値がカタログに記載されていたこともありました。
今では排ガス規制の影響もあってパワーダウンしてしまいましたが、それでも実燃費で65km/Lぐらいはあります。
ハンドブレーキではなくフットブレーキを採用しているのもスーパーカブ50の魅力です。
スクーターに慣れている人は戸惑うところですが、一度使うとハンドブレーキよりフットブレーキの方が安定感がよいことに気づくでしょう。